こんにちは!ビグモリです。
またまた出てましたね。「MR不要論」
RISFAXや業界ニュースで製薬メーカーMRへの圧力。
やってられませんね~。
MRの給料が安けりゃ、文句は言われないでしょうが・・・
給料、休日、手当が充実しています。
やはり、妬みやひがみを受けやすいようです。
では本題に入ります。
MR不要論は当たりではあるがハズレ
医療機関って、新しい情報がなかなか入ってこないのはご存じですよね。一般企業に比べて遅れてます。
今だに手書きカルテ、手書き薬歴、Windows7、ホームページもなし・・・そんなクリニックや薬局が山ほどあります。
特にMRやMSの出入りが少ないクリニックは、情報が入らないのか昔ながらの古い薬が多い印象です。
勘違いしないでほしいのが、古い薬がダメではなく医者や薬剤師のくせに薬の情報くらい知っとけや!ということです。
現場を回っているMRやMSは分かると思いますが、我々が情報を発信しなければ新しい薬や新しいGEの存在すら気づけない遅れた方々が沢山いるのです。
オンラインで情報を得ようとする医者や薬剤師ばかりではありません。
とはいえ、MRもMSも人数が多いのかもしれません。これから人数が減ることはあっても増えることはないでしょう。
おっさんを大量にリストラして新卒の若手は採用しているメーカーが多いです。
間違いなくこれからも、どんどん不要になる人は出てきます。
さらに、コロナの影響でMRが在宅勤務でも薬は売れる。
MRの営業って意味ないじゃん・・・と世間的には思われたかもしれません。
薬が採用され、使われ続けているのはMRの説明会や営業努力があったということは、どこにも出ていないのが残念です。
MSも不要だと証明された出来事
MRだけでなく、実はMSも不要ではないかと証明されたことがありました。
コロナ禍で、MSも一部在宅勤務になりました。
輪番制となります。
得意先への医薬品の配送も1日1便で上手くいきました。
なんなら2日に1回配送もやり方によってはできる思います。
MSの人数も減らせるし、配送さんもそこまで必要ないということもわかりました。
コロナ禍のような強制力があれば、ルールも変わっていきます。
調剤薬局もMR以上に不要かもしれない
全国の調剤薬局の数は59,000軒だそうです。参考サイト:薬事日報
コンビニが56,000軒。
歯科が68,000軒。
んで、薬剤師の人数は、300,000人(登録者)
参考サイト:ジョブメドレー
地方では薬剤師不足とか言っているが、薬剤師が足りないのではなく、調剤薬局が多過ぎるのです。
大手のコンビニだってローソン、ファミマ、セブンの3社に集約化され、この3社だけでコンビニ市場シェアの9割を取っています。
医薬品卸もメディパル、アルフレッサ、スズケン、東邦の4社に集約されています。
この大手4社で医薬品市場の8割を取っています。これから医薬品卸は減ることはあっても増えることはありません。
んで、調剤薬局はどうなのかというと、大手5社のシェアは市場の数パーセントしかないのです。
まだまだM&Aされるか倒産していく運命ではないでしょうか。昔ながらの八百屋や魚屋がなくなり、コンビニになっています。
社会保障費の増大による財政圧迫を改善するため、国は調剤報酬を取りにくく、毎年の薬価改正で薬価差益を出させない方向に動いています。
国の方向性に付いていけない薬局は、どうぞ潰れて下さいと宣告しているのです。
不要な薬局から消えていく。
不要と呼ばれないMSになる方法とは?
クリニックや薬局からしてみれば、安く買えて薬が届けばMSなんかいらないという方々もいるでしょう。
要は得意先に付加価値を与えられないMSは不要ですね。
と、一般的には言われていますが、生意気な得意先や急配ばかりする得意先は、こちらから縁を切ることもあります。
上記の他、Google広告の出し方やオンラインショップの作り方などもありますが割愛します。
ココだけの話、不要なMSだと思ってもらいたい薬局もある
無茶なことばかりいう薬局は、どの卸に対しても同じような対応をしています。
急配が多い!薬局なのに説明会で弁当を付けてくれ!弁当の数がやたらと多い・・・
薬局から要望される、弁当付き説明会って、MRに頼みにくいんです。MRに言うのも恥ずかしいんです。
しかもその薬局も処方元も扱っていない薬の説明会をしてくれって・・・誰得なん??
百歩譲って、弁当付き説明会の要望は許せても、毎回アホみたいな数千円の薬を仕切り価格割れで急配させやがる薬局はさすがに許せません。
こんな薬局はどこの卸にも相手にされなくなり・・・MSの滞在時間は数十秒。
〇〇薬局からの急配は全て断ろうと暗黙のルールが出来上がります。
そうはなりたくない薬局は、薬の管理をしましょう。薬は絶対要りますよね。
急配がいけないのではありません。
MRもMSも淘汰されるリスクはある
MRは既に、45歳以上の早期退職者を募ったりで淘汰されている傾向にある。
大手メーカーを退職後、GEメーカーに入社したおっさんMRが全く使えないという話はよくある。
次回の契約更新はないそうだ。
と、考えるとMRからMRへの転職は厳しいものとなってきている。
MSの人数も10年以上連続で減少しており、今後も増えるということは無さそうだ。
【全国のMS数】
・H29年:17,102人
・H30年:16,612人
・R1年:16,004人
MR不要論がRISFAXで掲載されていたが、不要なのは調剤薬局もそうである。コロナの影響で仕事ができない状況にあるMRを皮肉ったのがRISFAXである。
卸の立場から言うと、MRの在宅勤務ができる状況がうらやましいと思う。。。
医薬品卸の先行きについて考えてみた・・
医薬品卸という仕事の先行きについて考えると・・・微妙。
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