医薬品卸歴10年以上の私が、担当先の調剤薬局を見ていて感じることがあります。
ある薬局の社長は、店内にOTCのポスターや手書きポップを作成してダイエット系サプリメントをPRしています。毎週、社長自身の体重を店内掲示板に書き込むという面白い取り組みまでしています。
熱心だし面白い。ただ…
残念なことに、その薬局にはホームページもなければ、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録もない。
2026年現在、ホームページがない薬局は地域の患者さんから「存在しない薬局」扱いされかねません。薬局内でOTCや健康食品を売ろうと頑張っているなら、ネットからも毎月1人でも2人でも集客できた方がいいと思いませんか?
ということで、ほぼ無料で作れるホームページサービスと、集客の基本をご紹介します。
調剤薬局におすすめのホームページ作成サービス
2026年現在、小規模な調剤薬局やクリニックがホームページを持つなら、以下のようなノーコード系サービスがコスパ最強です。
おすすめホームページ作成サービス比較
ペライチ
・月額0円〜3,000円台。1ページの薬局サイトなら無料プランでも作れる
・600種類以上のテンプレート(調剤薬局用テンプレートあり)
・直感的な操作で30分程度で形になる
・peraichi.comドメインのSEO評価が高い
Wix
・無料プランあり。デザインの自由度が高い
・テンプレート数が豊富で見た目にこだわりたい方向け
・多ページサイトも作成可能
Jimdo
・AIが自動でサイトを作成してくれる機能あり
・日本語サポートが充実
・無料プランでも基本的な薬局サイトは作成可能
中でもペライチは圧倒的なコスパです。初期費用ゼロ、月額0円から使えて、途中で有料プランへの切り替えもできます。
独自ドメインで運営したい場合はライトプラン以上(月額約1,480円〜)が必要です。ライトプラン以上なら「ペライチ」の広告表示も消せます。

正直、広告が付いていても一般の方はほぼ気にしません。まずは0円で始めて、必要に応じて有料プランへ切り替える流れがおすすめです。
調剤薬局用のテンプレートもちゃんとあります。


企業ホームページの相場と薬局が払いすぎている現実
企業のホームページを業者に依頼すると、初期費用50万〜100万円、月額管理費1万円以上というのは珍しくありません。

調剤薬局やクリニックのホームページに、おしゃれで凝ったデザインは必要ありません。シンプルで分かりやすく、お問い合わせフォーム(求人募集にも使える)があれば十分です。
薬局はHP業者のカモにされている
得意先の先生に聞いてみると、初期費用100万円、月額2万円、編集するたびに5,000円…という契約をしている薬局もありました。HP業者にとってはドル箱状態です。
以前担当していた薬局の社長は、一度もHPを更新していないのに毎月1万数千円の維持費を払い続けていました。
自分の会社のホームページは自分で管理できて当然です。日頃から更新して「生きたホームページ」にしないと、SEO的にもマイナスです。
ペライチのドメインが強い理由
少し専門的な話ですが、peraichi.comというドメインはGoogleからの評価が高く、このドメイン配下で作成したページは検索上位に表示されやすい傾向があります。

一般的な調剤薬局の独自ドメインのホームページはドメインランク20もあれば良い方ですが、peraichi.comはそれを大幅に上回ります。つまり、ペライチで作るだけで、SEO的に有利なスタートが切れるのです。
ただし2026年現在、Googleはサブドメイン・サブディレクトリの評価を独立して扱う方向に変化しています。ドメインパワーだけに頼らず、ページの内容を充実させることが重要です。
ペライチのデメリットも知っておこう

・現役エンジニアから見ると作りが簡素(一般の方には十分なレベル)
・ページ数が多いサイトには不向き(ビジネスプランでも上限あり)
・レギュラープラン未満だと「ペライチ」の広告が付く
・デザインのカスタマイズ性はWixなどに劣る
とはいえ、調剤薬局のホームページは1〜3ページあれば十分。ペライチのデメリットが問題になるケースはほぼありません。
まずは無料でチャレンジしてみて、必要に応じて有料プラン(月額1,000円〜)に切り替えるのがおすすめです。
画像素材は無料で揃う
・写真AC — 著作権フリーの写真素材
・Canva — 画像加工・デザイン作成が無料でできる
わざわざ写真素材を購入する必要はありません。
ホームページを作ったらGoogleビジネスプロフィールに登録しよう
ホームページの作成と並行して、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)には必ずオーナー登録をしましょう。これは無料で、薬局の集客に最も効果があるツールです。
・Googleビジネスプロフィールに登録する
こちらのページで紹介しています。
・Googleビジネスプロフィールを育てていく
こちらのページで紹介しています。
Googleを使い倒すことが、小規模薬局の集客の鍵です。具体的にやるべきことは以下の通りです。
Googleビジネスプロフィール活用のポイント
・口コミが書かれたら必ず返信する
・患者さんに口コミ投稿をお願いする(QRコードを店内に設置すると効果的)
・写真を定期的に投稿する(店内・スタッフ・商品など)
・投稿機能でSNSのように最新情報を発信する
・悪い口コミにも誠実に対応する(第三者から見て好印象になる)

小さな調剤薬局に口コミが何十件も入っていたら、「ここに処方箋持って行きたい」と思いますよね。
これらの取り組みをコツコツ続けることで、Googleマップ上で上位表示されるようになります。これをMEO対策(Map Engine Optimization)といい、店舗型ビジネスの集客の王道です。ぐるなびやホットペッパーのようにお金を払えば上位に行けるものではなく、地道な積み重ねが必要ですが、その分コストはかかりません。
まとめ:薬局のネット集客は0円から始められる
調剤薬局のHP&集客 3ステップ
① ペライチ(or Wix/Jimdo)で無料ホームページを作成
② Googleビジネスプロフィールにオーナー登録
③ 口コミ・写真・投稿をコツコツ更新してMEO対策
HP業者に数十万円払う必要はありません。この3ステップなら0円〜月額数千円で始められます。
まだホームページ持ってないなら、今日から始めましょう。



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