TVのCMで話題となっているキャッシュレス決済「ストアーズ」ですが、調剤薬局への導入は、ちょいと欠点があります。
導入を検討している店舗の方は当記事を確認してみて下さい。これだけ賑やかなCMなので、めちゃくちゃ良さそうには見えますよね。
ストアーズ(STORES)決済のデメリット
ストアーズの最大の欠点が対応のQRコード決済が少ない点です。WeChatPayしか使えません・・・
WeChatPayとは中国でいうLINE(LINEPay)です。世界的にはWeChatPayが圧倒するのですが、日本で主流なのは、LINEPayやPayPayです。
実際に調剤薬局を経営している知人に聞くと、ほとんどのキャッシュレス決済はPayPayだと言っています・・・となると、ストアーズ決済は調剤薬局向けではありません。
やはりLINEPayとPayPayが使えないので、使い勝手が良いとはいえません。そう考えると、調剤薬局に万能なキャッシュレス決済システムはエアペイとなります。
このエアペイはLINEPay、PayPay、各種クレジットカード、交通系電子マネーなど、ほぼ全てに対応しています。
こちらの記事でも紹介しています。
エアペイ(AirPAY)は調剤薬局に必須!クレジットカード決済で患者を増やす
ストアーズとエアペイの決済ブランド比較
ストアーズとエアペイのクレジットカード決済ブランド比較
各種クレジットカード、交通系電子マネーに関してはどちらも使えます。エアペイには銀聯カード(Union)が付いています。これはあまり必要ないかもしれません。
ストアーズとエアペイのQRコード決済対応ブランド比較
QRコード決済に関しては、ストアーズはWeChatPayのみとなります。(2021年7月)今後増えていくかもしれませんが、現時点では、エアペイが圧勝となります。
エアペイは、PayPay、LINE Pay、au PAY、J-Coin Pay、Alipay+、WeChat Pay、UnionPay(銀聯)に対応しています。
ストアーズとエアペイの電子マネーブランド比較
ストアーズは交通系電子マネーは全て対応しています。エアペイはKitaca、Suica、PASMO、toICa、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんなどの交通系電子マネー全てに対応し、ID、QUICPay、ApplePayにも対応しています。エアペイは万能です。
ストアーズとエアペイの決済端末を比較
ストアーズとエアペイに導入に必要なものはiPadもしくはiPhone
ストアーズとエアペイともに、端末代は無料キャンペーン中です。必要なものは、iPhoneもしくは、iPadになります。
ストアーズの場合、android系のスマホやタブレットでも対応できますが、電子マネーに対応していないので注意が必要です。iPadは安いもので十分です。
ストアーズとエアペイの導入費用、周辺機器の比較
- ストアーズもエアペイも初期導入費用、月額費用はかかりません。
- ストアーズ、エアペイともに、振り込み手数料はかかりません。
(ストアーズは振り込み額が10万円以下だと200円の手数料がかかります) - ストアーズ、エアペイともに、レシートプリンタが付いていません。
(amazonで購入可能)
- 手持ちにiPad、もしくはiPhoneが無い場合は購入が必要になります。
ストアーズとエアペイの決済手数料の比較
ストアーズ、エアペイともに、決済手数料は3.24~3.74%となっています。
- クレジットカードの手数料の相場は3.24%~10%前後
- QRコード決済の手数料の相場は0%~3.74%前後
(0円はキャンペーンのみ)
両システムともに、一番手数料が安い水準なので問題ありません。
まとめ:ストアーズとエアペイについて
調剤薬局に一番おすすめのキャッシュレス決済システムはエアペイです。ストアーズ決済はQRコード決済がWeChatPayにしか対応していない点が問題です。調剤薬局の患者である20~60代はPayPayをよく利用します。PayPayの利用者で多い年代は、1位:40代、2位:50代、3位:30代となっています。
キャッシュレス決済システムを導入していない調剤薬局は「エアペイ」が一番おすすめとなります。
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