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コロナ禍で在宅勤務だったMRに電話した時の話|MR不要論の真実【2026年版】

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こんにちは!ビグモリです。医薬品卸MS歴10年以上です。

2020年の新型コロナ流行時、MRの多くが在宅勤務になりました。あの時期にMRに電話をかけてみたら、驚くほど暗い声で出てきたのを今でも覚えています。

この記事では、コロナ禍で浮き彫りになった「MR不要論」について、2026年の今あらためて振り返りながら考えます。

在宅勤務中のMRに電話してみた時の反応

コロナ禍でMRが在宅勤務になった当時、得意先への情報収集のためにMRに電話をかけることがありました。普段は明るく元気なMRが、在宅勤務が続いたことで明らかにテンションが下がっていたのが印象的でした。

在宅MRのリアルな声
・「毎日Webでの面談ばかりで、先生と話す機会が激減した」
・「正直、自分がいなくても医療は回ってると感じた」
・「このまま仕事がなくなるのでは、と不安で仕方ない」
・「会社から連絡がほとんどなく、存在を忘れられている気がする」

あの時期に多くのMRが「自分は本当に必要な存在なのか」と自問自答していたのだと思います。

RISFAXネタの「MR不要論」をMRにぶつけてみた

業界紙RISFAXでは当時から「MR不要論」が盛んに議論されていました。私はあえてこの話題を在宅勤務中のMRにぶつけてみたことがあります。

すると、意外な反応が返ってきました。

「MRは不要だと思う」とMR自身が言った

驚いたことに、一部のMR自身が「MRは不要かもしれない」と認めたのです。

特に弱小メーカーのMRほど、この傾向が強かったです。理由は明確で、自社製品に独自性がなく、わざわざMRが訪問しなくても処方に影響がないからです。

一方、新薬メーカーや専門領域(オンコロジー、希少疾患など)のMRは「自分の仕事は必要だ」と自信を持っていました。MR不要論は「すべてのMRが不要」ではなく、「付加価値を出せないMRが不要」というのが正確な解釈でしょう。

MR不要論は大きな間違いだった?2026年の答え

コロナ禍から6年経った2026年。結論から言えば、MRは「不要」ではなく「役割が変わった」が正解です。

2026年のMRの変化
・対面訪問とWeb面談のハイブリッドが標準化
・医師への情報提供は「量」より「質」が求められる時代に
・MR数は減少したが、専門性の高いMRは重宝されている
・AIやデジタルツールを使いこなすMRが活躍
・KOL(Key Opinion Leader)対応など高度な役割が残った

つまり、「すべてのMRが不要」ではなく、付加価値を出せるMRだけが生き残ったというのが2026年の現実です。これはMSにとっても他人事ではありません。

弱小メーカーのモラル問題は今も変わらない

コロナ禍で見えてきたもう一つの問題が、弱小メーカーの社内モラルの低さです。

在宅勤務をいいことにサボるMR、会社からの管理が行き届かない、教育体制が不十分。こうした問題はコロナ以前からあったものですが、在宅勤務によって顕在化しました。

2026年現在も、ジェネリックメーカーを中心に品質問題や不祥事が報道されることがあります。小林化工の廃業は業界に大きな衝撃を与えましたが、それ以降も同様の問題は繰り返されています。

MSにとってMR不要論が意味すること

MR不要論は、MSにとっても考えるべきテーマです。なぜなら、「MS不要論」も遠い話ではないからです。

MSにも迫る危機
・受発注のデジタル化でMSの仲介機能が不要に
・配送の外部委託やAI最適化ルート配送
・医薬品卸の再編による人員削減
・得意先もWebで直接メーカーと情報交換する時代

だからこそ、MSも「自分にしかできない付加価値」を常に考え続ける必要があります。得意先に対する提案力、地域医療への貢献、人間関係の構築力。これらはAIやシステムでは代替できないMSの強みです。

まとめ:不要論を恐れるより、自分の価値を高めよう

この記事のポイント
・コロナ禍でMR自身が「不要かも」と感じた現実があった
・MR不要論の正体は「付加価値のないMRは不要」ということ
・2026年、MRは数が減ったが専門性の高い人材は活躍中
・MS不要論も他人事ではない。自分の付加価値を磨こう
・不安を感じたら、スキルアップや転職準備で選択肢を広げる

不要論に振り回されるよりも、「自分はどんな価値を提供できるか」を考え続けることが、MRにもMSにも求められている時代です。

ビグモリでした。最後まで読んでいただきありがとうございます!

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