こんにちは!ビグモリです。
医薬品卸歴10年以上です。
医薬品卸がなくなるのか・・・?
などと、ネットでたくさん、検索されてます。
月間の検索ボリュームを調べるウーバーサジェストというツールで調べてみるとなんと….!月間390もある!
グーグルの検索窓で毎月390回も検索されているキーワードです。。。
ヤフーの検索なども入れるともっと増えるはずです。
↓これ証拠↓
因みに、2021年3月には検索ボリュームが480に増えています↓
一体どんな人が検索しているのだろうか?
MSか?それとも入社を希望されている方か?
その前に….!
正直、医薬品卸はなくならんやろ~!と言いたい!
とはいえ、間違いなくMSは削減されるでしょうが・・・
給料もUPしていくのも厳しいはずです。
今のところMRほど過激なリストラは起きていません。
医薬品卸がなくならない理由を考えてみた!
ざっくりですが、考えてみました。
医薬品の配送に関してはヤマトが参入などというニュースはあったが、医薬品卸としての機能というのは参入障壁が高いようで、あくまでも調剤薬局から患者宅への薬の配送がメインです。
医薬品卸は、もう何度かは合併やらはあるかもしれないが、適正価格を維持できれば潰れはしないと思う。
談合事件があっても潰れない・・・
公的医療保険制度の下で取引を行っており、医薬品の売買は公的なものでもあります。
にもかかわらず、
過度な値引き交渉に負け、仕切り価格を切った販売方法、価格の妥結が遅い・・・などと公的医療保険には似つかわしくないやり取りが繰り返されている。
価格交渉で負ける→人員減→適正流通(配送)ができない→卸の機能が鈍る→患者が困る
その結果、外国と同じような国が医薬品の売買に介入することになります。
そして夢の公定マージンの導入。
そうなったら、MSの存在意義がなくなる・・・と一般的には思われるが、実はメリットもありそうです。
公定マージンは「医薬品卸崩壊か救世主か」
私は救世主だと思う。
国から決められている価格ならば楽ではないかと・・・などと単純な理由ではなく、適正に利益が取れるようになるんです。
自転車操業の薬局が薬価差益がなくなり適正につぶれ、適正な店舗数につながる。
本来の小売業という肩書通りの商売をちゃんと行うようになり、処方箋に頼らない経営を目指すような薬局が誕生。
公定マージンでMSの存在はどうなるのか?
薬局はどこから購入しようと価格が同じ。
いわゆるMSNのような感じとなる。
公定マージンの導入でMSNなどの存在意義もなくなる。
多くのMSの存在価値が薄れ、自分のところから購入してもらおうと得意先の奴隷となるMSも出来上がる。
そして、メーカーからのアロワンスというものがなくなり、リストラ時代は来るかもしれない。
提案力がないMSは、つらい仕事となるでしょう。
先を見据えてかMSが嫌になったのか退職する若手も増えている。
転職を少しでも考えているのなら、医薬品卸MSの転職ロードマップ!を参考にしてください。
MSの仕事(マーケティングスペシャリスト)
10年以上前、このマーケティングスペシャリストという言葉を聞いて、すごくカッコいいと思ったが、今は全く感じられない。
勘違いしているMSもいるが「薬の価格を決める」ということがマーケティングスペシャリストなんだと思っているMSがいるが、これは違います。
これから市場が大きく変わると推測でき、患者の受診抑制で売り上げは減少し、クリニックや薬局に大打撃となる。コロナが終わったからといって患者は戻らない。
ということで、
今後のMS(マーケティングスペシャリスト)は、得意先が求めているニーズに応えたり、売れる仕組みや患者が来る仕組みを考えたりすることがMSの重要な仕事の一つとなる。
公式LINEアカウントなど教えてあげてもいいでしょう。
こちらの記事を参考にどうぞ!
LINE公式アカウントで弱小調剤薬局を救う方法
要は、薬だけ売るだけではなく、知識やアイデアを売り、その後に自分の売りたい商品を売っていくことが重要になってくる。
医薬品卸はなくなるのか まとめ
医薬品卸はなくならないが、MSは減少していくと思う。
談合して何度かペナルティを受けているが、医薬品卸はなんだかんだで潰れてませんね。
医薬品卸は価格交渉に負けず、適正価格を維持できれば潰れることはないと思うが、価格交渉にボロ負けするシナリオが楽しみで仕方ないと個人的には思います。
合併で地方卸の数がさらに減るでしょう。ということで医薬品卸はおそらく潰れることはないでしょう。
会社は潰れないけど自ら辞めていく社員は多い。
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