30代の転職でよくある話なのですが、
どうせ転職するなら今までやったことがない仕事がいいのか?
今までと同じ同業に就いた方がいいのか?
年齢が30代なので、不安・・・
結論は、「人による!」です。
人それぞれ転職するのにも理由があります。
年収UPを望むのか、自分らしく働くのか、なども交えた視点で解説していきます。
30代の転職は他業種へ冒険をしない方がいいの?
人生1度きりですから、チャレンジしてもOKだと思いませんか!?
少し大袈裟かもしれませんが、死ぬときに後悔することの1つに「やりたいことをやらなかったこと」が入っていました。
人生の後悔とは、失敗した後悔ではなくてチャレンジしなかった後悔・・・
長い目で考えても、この令和の時代は、65歳定年なんて・・・無さそうですよね!?
おそらく70歳になっても働いているんじゃないかと思います。と、考えた時には今まで経験したことがない業界に転職するのは、大いにあり得る話ではないでしょうか!?
むしろ、未経験の仕事に興味があるのであればチャレンジすべきではないかと思います。
そして長い目で見ると、少しでも働きたいと感じる業界の方がワークライフバランスの取れた働き方が見えてきます。
30代の転職で同業種へ行くべきではない理由
これからの時代、1社に依存する理由はありません。
1社に依存することが最善とは言えない時代です。
あのトヨタですら終身雇用が崩壊しています。
既にご存知かもしれませんが、働き方改革で残業させない、副業解禁、終身雇用の終了で生涯1社に依存して働くという時代は終わりました。
現在、30代の方ならこれから30年以上働く可能性があります。そう考えた時には今までと同じ同業に行くよりも今まで経験したことがない業界にいく方が、スキルや経験が身に付きます。
他業種に行くことで個人としても成長でき、今まで経験したことがないことにチャレンジができます。
とはいえ、家族ができて子供が産まれるとなると、新しいことへのチャレンジは億劫になってしまいます。
他業種か同業種にいくか迷う時は、優先する項目は何なのかを把握しておきましょう。
例えば、給料、休日、働き甲斐、家族、通勤時間・・・などなど
自分自身の、優先項目を意識しながら最善の転職先を探していきましょう。色々な職を経験するということはメリットでもあります。
経験豊富な人は、社内でレアな存在になれる可能性もあります。
といっても、色々な職業に転職すれば良いのかというわけでもなくて、一つの職場で色々な経験を積むことができれば今の職でも良いかもしれません。
例えば、営業をやって経理をやり、商品管理をやるなど様々な部署を経験し極めていくことができれば社内で希少価値のある存在に慣れるかもしれません。決して色々なことを中途半端にするということではなく、色々なことをある程度極めていくことです。
そうなると、居なくてはならない存在となり個として強くなることも可能です。重要なのは、多種多様に幅広く色々なことができる人材を目指していくことが大切なのです。
【厳しい現実】30代で同業種にいくとスキルが求められる!
同業種にいくと即戦力・マネジメント力が求められます。ほとんどの場合、新人扱いはされません。当然という感覚でスキルを求められます。
同業種へ行くことで給料が上がる、休日が増える、残業が減る、パワハラがない、職場環境が良くなるというのであればこの転職には意味があります。
同業種にいくメリットは今までの延長戦で仕事ができ、強くてニューゲーム的な仕事も可能です。
デメリットとしては、
- 新しいことが身に付きにくい
- 同じ職種でないと通用しない人材になる可能性がある
- これから30年働くと考えた時には新しいことへチャレンジする方がレアな存在に慣れる
- 他の職に応用ができなくなる
- 視野が狭くなる
などがあります。
30代の転職で重要なこと
30代で転職をするのであれば年収UPだけを目的としてではなく仕事において何を優先すべきなのかを考えていく必要があり、優先すべき項目は人それぞれ違います。
30代転職は年収UPが全てではない!
30代に限らずですが、年収が上がったのは良いが、休日が減り、残業が増えてしまう・・・などとなれば、自分の時間が減り、家族との時間が減り、ワークライフバランスが崩れてしまいます。
幸せな時間を確保することは年収UPより大切なことです。
仕事が好きであれば仕事ばかりしても良いと思います。
ですが、多くの人が死ぬときに後悔することの1つとして、「仕事ばかりで趣味に時間を使えば良かった」ということを語っています。年収UPがだけが大切ではなくて、幸せの確保が重要なのです。
30代はワークライフバランスが最重要
ワークライフバランスとは仕事と生活のバランスが上手く取れていることです。生活が充実するから仕事が捗り、仕事が上手くいくから生活が充実できる。
どちらか一方を選択するのでなく、どちらも充実させることが大切です。
ひと昔前は1つの会社に耐えて、耐えて居続けることは辛抱強く、まるで美学のような人生の生き方でした。
ですが、今は違います。
人生100年時代、長寿社会、終身雇用の終了。1社に居続けることは大きなリスクにもなります。
今は企業の存続も困難な時代になりました。一般的に企業の寿命は30年といわれてきましたが、現実は2018年に倒産した企業の平均寿命は23.9年でした。(東京商工リサーチ)
定年まで一つの会社でキャリアを積んでいくことはあまり考えない方がいいかもしれません。違う業種でキャリアを積んでいくことの方が個人のスキルUPにも繋がります。
まとめ
30代の転職で同業種にいくという選択肢もアリといえばアリですが、同業種にいくメリットは、今までの延長戦で仕事ができ、強くてニューゲーム的な仕事も可能である点です。
ただ、この令和の時代、人生100年時代と考えた時には大きなデメリットにもなりかねません。
企業の寿命は23.9年を考えると個人としてスキルUPをして、様々な経験とワークライフバランスを充実させていくことが幸せな生き方ではないでしょうか。結局のところ転職は、同業種か他業種かとなると、「好みによる」という結論に至ります。
ワークライフバランスを考えた転職が人生を豊かにする。働き方改革・・・というより生き方改革ですね。
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