こんにちは!ビグモリです。
医薬品卸歴10年以上です。みんな退職して同じ営業の同期が2人しか生き残ってません。
コロナショックでえらいことになっています・・・
納品、納品、至急、至急・・・行ったり来たりです。営業ではなく運送屋状態です。
ようやく面会ができると思いきや、麻薬の至急・・・・
営業やりたいのに、GE欠品による謝罪・・・
毎日、会社の奴隷のごとく働いています。在宅ワークになんか不可能です。
辞めたい人が多いのですが・・・辞めたら次の職がありません。
資格もありません。
スキルもありません。
そんな医薬品卸の仕事について解説しますね。
医薬品卸MSの1日をリアルに紹介
よく見かけますが、卸のホームページにあるMSの1日とかありますが、あんなカッコよくありません。
では、リアルな1日を紹介します。
MS歴10年以上のリアルな1日はこんな感じ
7:00~7:45に出社しメールチェック
8:00~商品と伝票を見ながら検品
8:30~朝礼、メーカー勉強会
9:00~商品と伝票を見ながら検品(新たに注文があった場合)
9:20~商品を営業車へ積む
9:45~得意先へ納品が始まる
11:30~薬局、クリニックの御用聞き(営業)
13:00~昼ごはん
14:00~会社に戻り、昼に納品する商品を伝票を見ながら検品
15:00~商品を営業車へ積む
15:20~得意先へ納品が始まる
16:30~得意先の御用聞き(営業)
18:30~帰社して商品の手配や報告書やプロモーターの仕事
19:00~帰宅
上記は順調にいった時のものです。
朝一から得意先へ至急配達にいったり、昼ごはんが取れなかったりもあります。
とにかく得意先からの電話や会社からの電話はドキッとします。気が休まらず、有給も取れというが、得意先からの電話が鳴るので気が休まらないということもあります。
土曜日も当番として出社する場合もあります。近年、ジェネリックの影響や薬価が下がったりで利益が取れなくなっています。
MRかMSのどちらに入社しようか迷った場合はMRに入社することをおすすめします。
医薬品卸のMSからMRへ転職ルートを調べてみたが・・・狭き門。
医薬品卸の将来性について
将来性は期待はできないが、こんなコロナショックの中でも仕事があるのはすごいと思います。
辞める辞めると言っていたMSが辞めなくて良かったと思ったかもしれません。とは言え、医薬品卸の利益率は1%台です。薄利多売もいいとこです。これで談合がどうのこうのと騒がれています。
談合していると思いますか?想像にお任せしますが、談合で利益率1%台って・・
どんだけ経営苦手なのか・・・医薬品卸の利益構造に問題ありですね。
医薬品卸の談合事件のその後を現役の卸が話します!
医薬品卸の利益構造はこんな感じ
正しいか間違っているか真実は分かりませんが、感覚的にはこんな感じです。
例えば、メーカーの主力商品を1000万円分売る代わりに100万円のアロワンスを卸さんへお支払いします。というパターンが多い。
この1000万円分を売れば100万円もらえるので、少しくらい安くしてとにかく1000万円分お願いしまくって100万の利益をもらおうとなる。
そんな販売方法を何年も何年も繰り返し、薬の価値が落ちていき薬価が下がり利益が減る。(薬価は落ちるがメーカーから入ってくる薬の仕切りはあまり変化なし・・)
そして医薬品卸の営業マンの営業力が落ちて、どこの業界にも通用しなくなります。医薬品卸で何十年働こうと「スキルなし」という残念な人医が多いのです。
これから医薬品卸を目指す方へ
多分、いないと思いますが、なるべくなら目指さない方が良いと思います。スキルが身に付かないし、40歳とかで退職したら次がない。
とはいえ、コロナショックの状況の中、薬局やクリニックへ医薬品の納品を頑張っています。皆、会社に家族の生活を人質に取られているので働かなくてはなりません。
自分の子供が医薬品卸を目指すのであれば死ぬ気で止めます。
最後に
医薬品卸の方で真剣に転職を考えている方は、早い方が無難です。
ただし、いきなり辞めるにはリスクです。
もしあなたが、結婚の予定がなかったり守るべき家族がいない場合はすぐ退職した方がいいです。私が全力で考えた医薬品卸の転職ロードマップを参考にどうぞ。
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